日本の建材は工業化が顕著であり、インダストリアルデザインとして見ても精度は高い.それら建材の集合としての建築構造物は、工業製品の視点からそのデザインを評価したい。この物件はフルフラットディティールを巧みに生かした繊細な手法により全体デザインを踏襲した、その見事なフロント材の使いかたを提示した点を評価した。