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ニュースリリース 2010/10/13
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
次世代スタンダードウィンドウ「サーモスH」シリーズ
全国に先駆け東北地域で先行販売開始
〜業界初のフレームと複層ガラスの一体化技術「スマートシナジーシステム」採用の環境配慮型商品〜

サッシ・住設機器・建材の総合メーカー、トステム株式会社(本社:東京都江東区、 社長:大竹 俊夫)は、東北地域の青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県の6県で、このたび業界初となるフレーム(框)と複層ガラスの新一体化技術「スマートシナジーシステム」(特許出願中)を採用した、アルミと樹脂のハイブリッドタイプの次世代スタンダードウィンドウ「サーモスH」を10月1日、全国に先駆けて販売を開始いたしました。
「サーモスH」は、新技術「スマートシナジーシステム」を採用することで、ガラス面積を広げ断熱性能を飛躍的に向上させるとともに、眺望性を高めたスリムなデザインの次世代スタンダードウィンドウ「サーモス」の第1弾※1シリーズで、高断熱複層ガラスを標準採用したアルミと樹脂のハイブリッドウィンドウです。東北地域では、樹脂とアルミのハイブリッド窓の比率は約半数で主流となっており、全国でも断熱化が進んでいる地域です。
※1:第2弾となる一般複層ガラス・アルミ構造の「サーモスS」シリーズは、2011年春以降、地域別に順次発売予定。
次世代スタンダードウィンドウ「サーモスH」引違い窓 フレームインタイプの施工例
次世代スタンダードウィンドウ「サーモスH」
引違い窓 フレームインタイプの施工例
「サーモスH」では、複層ガラスとグレイジングチャンネル(以下グレチャン:サッシとガラスの隙間にはめるゴム材)を嵌合(かんごう)した「専用グレチャン付き複層ガラス」でフレームと複層ガラスを一体化し、フレームとガラスそれぞれ単体ではなく、窓として強度・性能・品質を保証することができる業界初の新技術「スマートシナジーシステム」(特許出願中)を採用しています。これにより、従来の窓とは全く異なるスリムなフレームのフォルムが可能となり、①複層ガラス中央部の面積を広く※2することで断熱性の向上を、②フレームを細くすることでデザインの向上と高い眺望性を実現しています。
※2:「縦すべり出し窓」W640mm×H1170mmの場合、約15%アップ。
加えて、高断熱複層ガラスの標準採用、室内側のフレームを隠してしまうフレームイン構造など様々な工夫によって、JIS規格2ランクアップとなる最高ランクの断熱性が実現可能となりました。
トステムでは今後も、快適な暮らしを実現しながら、戸建て住宅におけるCO2排出量削減に貢献する環境に配慮したシンプルで分かりやすい商品をお客様へご提供していきます。
<開発背景>

  様々な分野で環境対策が急がれている昨今、増え続ける家庭部門からのCO2排出量を削減するために、長期優良住宅や住宅エコポイント制度の導入など、住宅の高断熱化、さらには熱の出入りが最も大きい開口部の断熱化が注目されています。

  今回発売する「サーモス」は、このような背景をにらみ、約3年をかけて開発した、スタンダードグレードでさらに一歩、断熱性能を向上させることで日本の住宅の断熱化を促進する、次世代のスタンダードウィンドウを目指した商品です。

  『深化と進化』をコンセプトに、1966年のサッシ参入時から現在にいたるまでの技術を集結してより深め、新しい窓の形として進化させています。

<商品特長>
■ フレーム(框)と複層ガラスを一体化する新技術「スマートシナジーシステム」(特許出願中)の開発
複層ガラスとグレチャンを嵌合した「専用グレチャン付き複層ガラス」とそれを受ける専用フレームを用いた業界初の新技術「スマートシナジーシステム」(特許出願中)を開発しました。 専用フレームと専用複層ガラスを強固に一体化し、スリムなフレームながら窓として強度・性能・品質を保証することが出来るため、従来の窓とは全く異なるフォルムが可能となります。 「サーモスH」では、①ガラス中央部の面積を広くすることで断熱性の向上を、②フレームをスリムにすることでデザインの向上と高い眺望性を実現しています。
次世代ウィンドウ
■ 高断熱複層ガラスを標準採用
スタンダードグレードの価格帯でありながら高断熱複層ガラス(Low-E複層ガラス)を標準採用します。
■ 断熱性能の飛躍的な向上 < 従来品「シンフォニー」>
一般複層ガラス標準
<「サーモスH」>
高断熱複層ガラス標準
これまで、アルミと樹脂の複合サッシは一般複層ガラス入りで熱貫流率3.49W/(m2・K)(H-3等級)相当、アルミの複層ガラスサッシは、同熱貫流率4.65W/(m2・K)(H-2等級)相当でした。

「サーモスH」では、「スマートシナジーシステム」と高断熱複層ガラスを標準採用することにより2ランクアップの熱貫流率2.33W/(m2・K)(H-5等級)相当と飛躍的に断熱性を向上させています。

■ 無駄を省いたスリムなデザイン
全品種、長く愛される飽きのこないロングライフデザインを目指し、余計なデザインや凹凸を省いたスマートなフォルムとしています。外観は主張しすぎないスリムで統一感のあるデザインに、内観はまるで窓がないかのように感じるフレームイン構造を用いた極限までガラス面積を広くしたデザインです。
網戸やクレセントや把手などのディティールまで余計な凹凸とならないように気を配ってデザインしています。
外内観デザイン
■ 基幹サッシシリーズ初の外部デザイナーとのコラボレーション
デザイン監修に高市忠夫氏(高市 都市・建築・デザイン代表)・デザインマネジメントに伊東 史子氏(pax(パークス) 代表)を迎え、窓のデザインを進化させる試みをしました。
弊社の基幹サッシシリーズの開発において、外部デザイナーとのコラボレーションは初となります。
■ 安全性に配慮したキッズデザイン
大人から子供まで握りやすく操作しやすいハンドルの採用や、勝手口ドアで業界初の採用となる指挟みを防止する「インナーピボットヒンジ」(特許出願中)など、安全面にも配慮しています。
「内蔵式オペレータハンドル」
(縦すべり出し窓、横すべり出し窓)
「インナーピボットヒンジ」【特許出願中】
(勝手口ドア)
「内蔵式オペレータハンドル」 「インナーピボットヒンジ」
■ 新機構の上げ下げ窓(特許出願中・特許取得済み)
上下の障子の段差をなくしてフラットにした「フラットスライド構造」を採用しています。これまでの上げ下げ窓とは全く違う開閉機構となりました。障子の開け閉めを軽くするPSSバランサーやロックも枠や框内部に納め、すっきりとしたデザインにしています。
「フラットスライド構造」
【特許出願中】
「内蔵式PSSバランサー」
【特許取得済み】
フラットスライド構造 内蔵式PSSパランサー
■ 分かりやすく・選びやすいシンプルな商品体系
「サーモス」の性能を日本の住宅のスタンダードとするべく、商品体系をシンプルに整理し、分かりやすく・選びやすい品揃えを用意しました。
<性能>※住宅性能表示制度における性能値です。
・断熱性能 : 次世代省エネルギー基準T・U地域以南適合
H−5等級熱貫流率2.33W/(m2・K)[2.0kcal/(m2・h・℃)]相当
・気密性能 : A−4(2)等級
・水密性能 : W−4(35)等級
・遮音性能 : T−1(25)等級(平均25dB騒音をカットします)
T−2(30)等級(網入りガラス使用時)
・耐風圧性能: S−3(160)等級
・施工性能 : 枠見込52ミリ
・使用ガラス: 「高断熱複層ガラス標準(Low-E)
・対応ガラス総厚: 22ミリ
<仕様>
■ 商品体系
・アルミと樹脂のハイブリッドウィンドウ「サーモスH」 SAMOS H
■ カラー
・「サーモスH」: 5色(ブラック、オータムブラウン、シャイングレー、ナチュラルシルバー、ホワイト)
■ ラインナップ
単体引違い窓、単体引違い窓フレームインタイプ、シャッター付引違い窓、面格子付引違い窓、装飾引違い窓、縦すべり出し窓(T・TF・TFT)、横すべり出し窓、FIX窓、高所用横すべり出し窓、上げ下げ窓FS、面付上げ下げ窓FS、テラスドア、採風勝手口ドアFS
※フラットスライド
■ 参考価格
単体引違い窓、サイズW:1,690mm、H:1,170mmの場合
81,690円(税抜き:77,800円)
※ 高断熱複層ガラス込み、枠等の組立費、運搬費等は含まれておりません。
<発売日、販売地域  予定>
・2010年10月1日 : 青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
・2011年 1月1日 : 北関東・甲信越
・2011年 4月1日 : 全国    (※全国発売は2011年7月1日に決定いたしました。2011年2月現在
※ 第2弾となる一般複層ガラス標準採用・アルミ構造の「サーモスS」シリーズは、2011年春以降、地域別に順次発売予定。
 
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