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ニュースリリース 2010/04/15
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
旭硝子とトステムが「窓」事業について業務提携
〜 温暖化問題解決に貢献する高性能・高品質の「窓」の普及を目指して 〜
AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:石村和彦)と住生活グループのトステム(トステム株式会社、本社:東京、社長:大竹俊夫)は、本日、ガラスとサッシを一体化した新しい高性能・高品質の『窓』の開発・製造・販売に関する業務提携について基本合意書を締結したので、お知らせします。

1.業務提携の背景
近年、地球温暖化問題の深刻化が懸念され、各国でのCO2削減に向けた取り組みが本格化しています。日本国内においても、家庭から排出されるCO2は年々増加しており、その削減が喫緊の課題となっています。家庭のエネルギー消費のうち30%が冷暖房によるものであるため、住宅の断熱性・遮熱性を高めることがCO2排出量削減に効果があると考えられます。特に住宅からの熱の出入りの多くが『窓』などの開口部を経由するため、その断熱性・遮熱性を高めることが期待されています。
『窓』を構成するガラスのリーディングカンパニーであるAGC旭硝子とサッシのリーディングカンパニーであるトステムは、共に持続可能な社会のために環境に配慮した製品提供や事業活動を行うべきとの考えを持っています。これまで両社は、それぞれの製品の開発や性能向上に取り組んできましたが、共同で新しい高性能・高品質の『窓』を開発し、効率的な製造・販売によってその普及を促すことで、地球温暖化問題の解決により大きく貢献できると考えました。さらに、従来ガラスとサッシで個別に行っていた性能表示や品質保証についても、両社の協同により『窓』の性能保証体制を構築し、『窓』の品質への信頼性を高めることで、お客様の安心感を高めることができると考えています。
そこで今般、両社はガラスとサッシを一体とした新しい高性能・高品質の『窓』の開発・製造・販売に関する業務提携について検討することとし、基本合意書を締結し、合弁事業の立ち上げの協議を開始することとしました。
2.基本合意の内容
今般、基本合意書で検討することとした合弁事業の概要は以下の通りです。
(1) 開発事業
両社の経営資源を効率的に活用し、高性能・高品質『窓』等の企画・開発と、『窓』の性能を保証する仕組みの検討等をおこないます。
(2) 機能ガラス事業
AGC旭硝子主導により、『窓』に関わる機能ガラスの製造および販売を効率的におこないます。
(3) 窓組立事業
トステム主導により、『窓』の性能保証体制を構築し、配送を含む一連の業務を効率化しながら、『窓』の製造・販売をおこないます。
3.当事会社の概要
(1) 商号 旭硝子株式会社 トステム株式会社
(2) 所在地 〒100-8405 東京都千代田区
有楽町一丁目12番1号
〒136-8535 東京都江東区
大島2丁目1番1号
(3) 代表者名 代表取締役
社長執行役員
石村 和彦
代表取締役
取締役社長 代表執行役員
大竹 俊夫
(4) 設立年月日 1950年6月1日 2001年10月1日
(5) 資本金 909億円 346億円
(6) 主な事業内容 ガラス、電子・ディスプレイ製品
及び化学製品等の製造・販売
住宅用、ビル用各種建材の製造・販売
4.今後の見通し
今般締結した基本合意書に基づき、早期の合弁事業立ち上げを目指し、詳細についての協議を行います。合弁事業の開始時期は、2010年中となる見込みです。
以 上
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