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ニュースリリース 2009/09/30
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
業界初の高性能選択透過膜と独自の対向流構造の採用で
業界トップクラスの熱回収率85%を実現!

高効率 全熱交換型換気システム「エコエア85」新発売
〜 熱と湿度を高効率に回収することで年間電気代1/2以下、さらにCO2排出量を約670kg削減※1
※1:熱交換無しの換気システムと比較した場合

サッシ、住設機器、建材の総合メーカー、トステム株式会社(本社:東京都江東区、社長:潮田洋一郎)では、業界トップクラスの熱回収率85%を実現した高効率 全熱交換型換気システム「エコエア85」を開発し、10月1日よりSW工法住宅の専用部材として発売いたします。

当社では、住宅の高気密化に対応すべく、2003年の建築基準法改正(シックハウス対策)によって定められた24時間の機械換気設備の義務化以前より、SW工法住宅には24時間機械換気設備の設置を義務付け、換気システムの開発・販売をしてまいりました。

今回発売する「エコエア85」は、業界初の高性能選択透過膜と独自の対向流構造の採用により、当社従来品より約25%高い熱回収率85%を実現し、外気の熱をさらに室温に近づけて給気することが可能になりました。また、熱だけではなく、湿度のコントロールも同時にできるので、夏は湿った外気の湿度を抑えて取り込み、冬は乾燥した外気の湿度を上げて取り込むことができます。
室内の快適さをそのままに換気を行なうことができるので、冷暖房費を抑え省エネ性にも大変優れています。
さらに、省スペース設計のため天井裏に収納することができ、給気・排気フィルターも1ヶ所で掃除ができるので、お手入れも簡単です。 高効率 全熱交換型換気システム「エコエア85」
▲高効率 全熱交換型換気システム「エコエア85」
■ 商品特長
1.業界トップクラスの熱回収率85%を実現
業界初の高性能選択透過膜と独自の対向流構造の採用により、当社従来品より約25%高い熱回収率85%を実現しています。
<高性能選択透過膜>
水は通すがガスは通さないというセルロースの特徴を生かした高分子薄膜を採用。高度な「透湿性」と「気体遮蔽性」を実現した選択透過膜

<対向流構造>
従来の冷たい空気と暖かい空気 を直行(クロス)させる方式ではなく、冷たい空気と暖かい空気が対向(向かい合う)距離を長くすることで、熱伝導効率を高めた構造
高効率 全熱交換型換気システム「エコエア85」
<熱回収率の比較>
試算条件は下記参照
熱回収率の比較
2.湿度をコントロールし、1年中サラっと快適
湿度もコントロールできるので、夏は湿った外気の湿度を抑えて取り込み、冬は乾燥した外気の湿度を上げて取り込むことができ、除湿や加湿にかかる電気代を節約できます。
<湿度回収率の比較> 試算条件は下記参照
 
湿度回収率の比較
室内に取り入れられる絶対湿度を室内温度における相対湿度に換算した場合
左記解読図は第一種顕熱型換気です。第三種換気の場合も湿度回収率は同じです。
3.省エネで環境配慮
排出する空気の熱を無駄なく換気するため、冷暖房費を抑え、光熱費を節約することができます。また、一般の換気システムに比べ、CO2を年間約670kg削減します。(杉の木48本分の年間CO2吸収量に相当)
<ランニングコストの比較> 試算条件は下記参照
ランニングコストの比較
4.省スペース設計
天井裏に収納することができ、給気・排気フィルターも1ヶ所で掃除ができるので、お手入れも簡単です。
省スペース設計
 
5.花粉も除去できる外気清浄フィルター
外気清浄フェイルターにより10ミクロンの大きさの粒子を76%カットできるため、外気のホコリはもちろん、大部分の花粉をシャットアウトします。
●CO2削減量・ランニングコストの試算条件●
CO2削減量・ランニングコストの試算条件
■ 価格
木造2階建て37坪の場合…設計価格65万円(税抜き 施工費込み)
※参考価格です。プラン・換気部材の組合せ等の条件により価格は異なります。
 
ご参考:SW工法について
トステムが開発し、1995年に販売開始した「スーパーウォール(SW)」パネルを用いる高断熱・高気密・高耐震の木造軸組・枠組工法です。地震への安心感や優れた省エネルギー性能はもちろん、冷暖房や計画換気システムを組み込むことで快適な温熱環境を実現しました。累計棟数は、1995年の発売以来約35,000棟(2009年9月末現在)にのぼります。
ご参考:SW工法について
 
【「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2008」ダブル受賞】
「SW工法」の省エネ性能や省エネ住宅普及活動等が高く評価され、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック 2008」 (主催:財団法人 日本地域開発センター、後援:国土交通省・経済産業省)において、SW工法(枠組)が「特別賞」、SW工法(軸組)が「優秀賞」を受賞、2007年度に引き続き2年連続受賞しています。
 
【コンセプトモデル「自然採暖採涼設計の家」が「長期優良住宅先導的モデル事業」に採択】
「トステムコンセプトモデル 自然採暖採涼設計の家」は、国土交通省による「長期優良住宅先導的モデル事業」(平成20年度第2回)の「住宅の新築部門」に採択されました。 国土交通省「長期優良住宅先導モデル事業」とは 「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のあり方について、普及啓発を図るため、先導的な材料、技術、システムを採用し住宅の長寿命化に向けた普及啓発に寄与するモデル事業を国土交通省の公募によって募り、優れた提案に対しては事業の実施に擁する費用の一部を補助するものです。

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