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ニュースリリース 2009/06/03
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
「トステム いのちの森づくり」プロジェクト 発足
第1弾として、茨城県下妻市の“ふるさとの木”を横浜国立大学名誉教授 宮脇博士と調査開始
〜2009年9月下旬にはトステム下妻工場内に約6000本のふるさとの木を植樹予定〜
サッシ・住設機器・建材の総合メーカー、トステム株式会社(本社:東京都江東区、 社長:潮田洋一郎)は、2009年9月下旬にトステム下妻工場(茨城県下妻市)の敷地内(約2000m2)に約6000本の苗木を植樹する「トステム いのちの森づくり」プロジェクト 第1弾を開始します。また本日6月3日、横浜国立大学名誉教授 宮脇博士のご指導のもと、下妻地域の植生調査を現地で行ないます。今後このプロジェクトは順次他の工場へも展開する予定です。

 「トステム いのちの森づくり」プロジェクトは、植物生態学の世界的権威として「本物の森づくり」を提唱されている宮脇 昭博士(横浜国立大学名誉教授)のお考えに賛同し、地球の未来そして地域の風土と文化を守ることを目的として、その土地本来の“ふるさとの木”による「いのちの森づくり」に、トステムの生産工場において従業員とその家族、地域住民や地元の自治体の方々とともに継続的に取り組み、人間の命と自然界の?がりを考えるきっかけとするプロジェクトです。

 第1弾となる今回の取組みでは、宮脇博士のご指導のもと、下妻地域の「潜在自然植生※1」 にあったその土地にふさわしい樹種の調査を行ないます。高木、亜高木、低木および下草など植生の立体的構造「多層群落」のモデルとして、本日、近隣の大宝八幡宮(だいほうはちまんぐう)「鎮守の森」を宮脇博士とともに実地調査します。この調査結果は、9月下旬に予定している植樹の苗木選定に活かす予定です。
※1:潜在自然植生
人間がまったく手を入れない「原植生」や現在我々が目にしている人間がたっぷり影響を与えた「現存植生」とは違う、人間の干渉を止めたと仮定したときにその土地がどのような植生を支える能力を持っているかを読み取る“第三の植生”というべき概念。1956年に、宮脇先生の恩師であるドイツの植物生態学者ラインホルト・チュクセン教授が提唱した。


  今年9月下旬に予定している植樹は、従業員、従業員家族だけでなく、地域住民の皆さまや地元の行政・学校関係者と共に実施する予定です。また、2010年、2011年の秋には、苗木の生長を観察する「育樹祭」の実施も予定しており、今後トステムは、環境活動だけでなく、“森”を中心とした地域とのコミュニケーションにも積極的に取り組みます。
−「トステム いのちの森づくり」による効果−
 1)樹木にCO2を吸収して森の中にカーボン(炭素)を閉じ込める地球温暖化抑制効果
 2)防音、防塵、空気浄化および水質浄化などの環境保全効果
 3)地震、台風および大火などから人間の命を守る防災保全効果
■トステム株式会社 下妻工場 概要(2009年3月末現在)
操業開始:1973年3月(昭和48年)
工場長 :若林 隆
従業員数:1,140名
生産品目:住宅用アルミサッシ
敷地面積:217,000m2
所在地 :茨城県下妻市大木100
トステム株式会社 下妻工場 概要
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