設計者のデザイン意図を積極的に表現したファサードが優れている。景気低迷や小売り不振が続く地方都市の路面店だが、 デザインが街に元気を吹き込むことを感じさせる若々しい物件である。建築誌やコンテストでは美しいデザインは存在するが、身近な街レベルのデザインを底上げしていくことは社会的に価値のある設計行為であり、その点が評価の対象となった。