業態の特性を踏まえて、不透明な壁と透明な開口を明快に表現、外と内を画する開口部に集中したデザインが素晴らしい。特にフロント材の埋め込み処理などディーテールの収まりに細心の注意を払った結果、内外の仕切りの妙が生まれた。またこれらを美しく見せる壁面と、エントランスの面積対比などグラフィカルなデザインも好感が持てる。このよう に内外の関係性を重視した設計者の意図が散見され審査員から高い評価を得た。