本来外にあるクルマを内に置くショールームの可能性をレトリカルに引き出した興味深い作品だ。内からの外の見え方と、外から内を見るときの写り混みの抑制により、内部を見せやすくする機能性を考慮したESカーテンウォールのデザインが優れている。オーバーハングや正面と側面の無目ラインの統一など設計者の高い要求に答えた加工と施工により実現した。周囲の風景との対比に於いて際だつ物件である。