FIX窓で構成されることの多いマンションの角部屋は、風を採り入れることができず、熱溜りが問題になっていました。そこで、開口部の両側にシーガルスリットを設置することで、風の流れを生み出し、角部屋の熱溜りを低減させます。
- ※単体(ポツ窓)での使用はできません。
その他の窓と連窓方立にて連窓として使用願います
W寸法は95ミリ(固定)となります。
耐風圧性 | 5500Pa |
---|---|
気密性 | 1.0m3/hr・m2※ |
水密性 | 1500Pa |
遮音性 | T-2※ |
断熱性 | H-2※ |
- ※超高層用マンション用FIX窓との中方立による連窓時の性能です。
連窓方立にて連窓した場合の各種性能は、連窓するサッシ性能に準じます
■ Ecology|エコロジー&Amenity|アメニティー
マンション角部屋の熱溜りを低減 (高層マンション角部屋の場合)
マンション住居に風の道をつくる (一般的なマンションの場合)
■シーガルスリットをベランダ側と廊下側に設置することで、住居全体に風の道をつくり、自然の風を採り入れることができます。
■ シーガルスリットをベランダ側に、通風換気機能付き玄関ドア「エアート」を廊下側に設置することで、住居全体に風の道をつくり、自然の風を採り入れることができます。
風量をコントロールして換気
強い風を受けるマンションの今までの換気は、強風をそのまま室内に採り込んでしまいます。そこで、シーガルスリットは風量調整機構を採用することで、強風時にも、風量をコントロールして快適な換気を実現しました。
突然の強風にも、都度開閉操作をすることなく、安心して換気を行うことができます。
風の力を利用して強風時の風量を調整します。
風の力が高まると、その力でフラップが閉まり、風量を抑え、強風時も快適な風量を保ちます。電力等を使用しないため、停電時にも風量調整が可能です。
■換気状態での通気量測定値(参考)
- ※圧力差160Pa(風速16.2m/s)からは雨天時の閉め忘れを考慮し、更に風量を絞り込みます。
■採風経路
外部カバーの横スリットから入った風は、フラップの側面開口・内部カバーの通気孔・化粧カバー両側の縦スリットを通り、室内に入ります。
■風量調整機構
雨水が直接室内に入り込まないように設計されていますので、換気時に雨が降っても室内が水浸しになるなどのリスクを軽減します。※注
- (注意)雨水が入り難い構造ですが、完全に雨水の浸入を防ぐことはできません。雨天時や雨天が想定される際は、換気機構を閉鎖してください。
一般的な引違い窓の場合は、細めに開けていても、強風時は雨が大量に吹き込みます。 | シーガルスリットなら、強風時でも雨水は中間部分で遮られ、ドレンにより外に排水されます。 |
換気機構を閉鎖するだけで、強い風はもちろん、台風時の暴雨風等の厳しい気象条件にも耐えうる性能を確保、高層マンションはもとより超高層マンションの上層階でも安心して採用いただけます。
メンテナンス性を考慮した網戸を内蔵
内蔵された網戸でしっかり虫を防ぎます。室内側からカバーをはずすことで清掃を可能とし、ステンレス製網の採用で、メンテナンス性も考慮しています。
■ Design|デザイン & Safety|セーフティー
インテリアデザインに影響しないスリムな見付け。
窓枠と変わらないほどのシンプルでスリムな見付け(95ミリ)を実現することで、インテリアデザインへほとんど影響をあたえません。
障子のないノイズレスデザイン
換気時にも開く障子のない構造を採用することで、ノイズレスデザインを実現しました。開く障子を無くすことで、開口部からの落下物の危険性も排除しています。