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冬の朝の日課は、窓の結露(けつろ)拭きというお宅もあるのではないでしょうか。カビやダニの温床ともなる窓の結露。窓を濡らした水滴は、窓下の壁を伝い隙間から壁内部にしみ込み、時には躯体(くたい:建物の骨組みなど)の寿命を縮めることさえあります。窓さえなければ結露の悩みは解決しそうなものですが、現実には、通風も採光も得られない壁だけで囲まれたシェルターのような住居は考えられません。 |
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通常、結露対策のために窓をリフォームする場合、既存の“単板ガラス窓(ガラスが1枚の窓)”を“断熱サッシ”(※)に取り替える方法がありますが、これですと一般的には大掛かりな工事が必要となってしまいます。
※熱が伝わりにくい構造のサッシに、2枚のガラスの間に空気層を密封した複層ガラスが入った窓
今回は、もっと手軽にリフォームできる、即効/防音断熱内窓「インプラス」(※)をご紹介します。「インプラス」は、既存の窓に室内側から後付けできる樹脂製の内窓。短時間の施工で二重窓が実現できる『簡単!』『お手軽!』『効果的!』な『即効!結露対策リフォーム』に最適な窓です。また、二重窓の効用として、“結露対策”だけでなく「冷暖房の効きが悪い」「外の騒音がうるさい」「室内音が屋外に漏れる」などを緩和させる“省エネ効果”や“防音効果”もありますので、こちらもご紹介します。 |
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室内側に使用するサッシを内窓といいます。既存のアルミサッシはそのまま残し、室内側の額縁部分に後付けで施工できるので、簡単に窓の断熱リフォームや、防音リフォームを行えます。 |
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「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」では二重窓を使った断熱リフォームに対して材工金額(商品代・その商品の取り付けにかかる費用)の一部(1/3以内)が補助されます。(NEDOの「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業 住宅・建築物に係るもの」が対象となります)平成20年度補正予算成立に伴う追加公募に関しては募集期間は2008年11月13日(木)〜12月12日(金)までとなります。 |
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<二重窓はこんなに効果的> |
サーモグラフ比較(条件:室外側10℃、室内側20℃) |
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外窓(単板ガラス入りアルミサッシ)のみ。
窓の温度が全体に10℃を下回っている
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外窓+「インプラス」(内窓)。 窓の温度が全体に16℃前後あり、温度のばらつきが少ない。 |
<仕様> |
(1)種類: | 引違い窓、開き窓、FIX窓、テラスドア(2008年9月発売)の4種類 |
(2)色: | ライトグレー(2008年9月発売)、ショコラーデG、ニュートラルウッドG、
ライトウッドG、ミルキーベージュ、ホワイトの全6色
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(3)主材質: | 硬質塩ビ |
(4)使用ガラス厚: | 単板ガラス・・・2〜6.8mm(テラスドア:3〜6mm) |
| 複層ガラス・・・3+A12+3mm、3+A11+4mm |
(5)基本性能: | ※既設サッシとの組合わせによるもの |
| 断熱性・・・H4相当 |
| 気密性・・・引違い・FIX窓:2等級、開き窓・テラスドア:8等級 |
| 遮音性・・・引違い:T-4(40)等級、開き窓・FIX窓・テラスドア:T-3(35)等級 |
| 耐風圧性・・・60等級 |
(6)サイズ(寸法範囲): |
| 引違い窓の2枚建:幅573mm〜3000mm、高さ258mm〜2450mm |
| 引違い窓の4枚建:幅1500mm〜5000mm、高さ258mm〜2450mm |
| ※窓タイプ(高さ1400mm以下)、テラスタイプ(高さ1400mm超)を含んだ範囲になります。 |