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TASC 第1回トステム設計コンテスト
各部門優秀賞受賞作品
バスルーム部門 キッチン部門 玄関ドア部門
募集テーマ 募集テーマ 募集テーマ
オープンバスルームのある家 リビング・キッチンが生活の中心の家 玄関から始まる新しい家づくり
対象商品 対象商品 対象商品
システムバスルーム「プレシオ」 システムキッチン「クレディア」 玄関ドア「フォラード」
「加藤邸新築工事」 空間設計室 中村 喬 「久坂邸(リフォーム)」 一級建築士事務所久坂美津子設計室 久坂 美津子 「中澤邸新築工事」 中澤建築設計事務所 中澤 克秀
詳細 詳細 詳細
「伊東功二邸新築工事」 相羽建設(株)一級建築士設計事務所 仲田 浩一郎
詳細
バスルーム部門 募集テーマ オープンバスルームのある家 対象商品 システムバスルーム「プレシオ」
「加藤邸新築工事」 空間設計室 中村 喬 講評 利便性や快適性はもちろん融通性や遊びの要素など、バスルーム部門では多彩なスタイルが提案された。そのタイトル通り「オープンバスルームのある家」は、テラス、洗面台など近接する空間との境界を無くして水まわりを一体化、楽しく開放的な家族の共有スペースとしてデザインした点が評価された。
写真:加藤邸新築工事1 写真:加藤邸新築工事2 写真:加藤邸新築工事3
設計コンセプト
子供が泥んこになって遊んでも、外から直接お風呂に入れるようなプランです。浴室→テラス→庭という動線ですが、テラスと庭の境界を木製ルーバー戸で閉じることでプライバシーを確保し、さらに空に対して開放した浴室が連続した空間となります。浴室・洗面所・テラス・庭が一体となり、かつプライバシーも保つ。南庭と空に向けて開放された水回り空間で、のびのびとした時間を過ごしてもらうことが設計意図です。
写真:中村 喬
空間設計室 中村 喬
1988.東洋大学建築学科卒業
1988.椎名設計
1993.空間設計室 開設
2005.「ぐんまの家」優秀賞受賞。扶桑社「新しい住まいの設計」99年3月号、「住まい100選」Vol.27等、数々の雑誌掲載。また群馬建築士会館林支部(青年部部長)等、地元に密着した活動を推進。
受賞コメント

浴室+洗面室は私の設計コンセプト(癒しと機能性)が凝縮されている場所です。開放感とプライバシー確保が両立できれば、南に配置する浴室はカビが発生しにくく洗濯動線も短縮されるのでメリットは非常に大きいと感じます。設計事務所を始めた時から、浴室を日の当たる場所に配置するこのプランをずっと提案し続けてきました。今回の受賞で私の設計方針が客観的に評価され、非常に嬉しく思っております。加藤さんだけでなく、いままでのクライアントの皆さんと一緒に喜びたいと思います。

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キッチン部門 募集テーマ リビング・キッチンが生活の中心の家 対象商品 システムキッチン「クレディア」
「久坂邸(リフォーム)」 一級建築士事務所久坂美津子設計室 久坂 美津子 講評 最近ではキッチンを暮らしの中心として位置づけるプランに関心が集まっているが、このデザインはマンションのシルバー世帯のためのリニューアル案である。キッチンを中心にしながら必要に応じて見せない工夫を施すなど、暮らしの多彩なプログラムに対応するフレキシブルなアイディアが評価された。
写真:久坂邸1 写真:久坂邸2 写真:久坂邸3
設計コンセプト
キッチンを部屋の真ん中に造りました。中心にしたことで日光が入り、自然の風が通るキッチンになりました。どこからでもアクセスしやすくなり、オープンキッチンならではの賑やかなクッキングパーティも可能です。またキッチンを使わない時や見せたくない時など、自在にキッチンをクローズできるようなデザインにも配慮しました。
写真:久坂 美津子
一級建築士事務所久坂美津子設計室
久坂美津子
1967.桑沢デザイン研究所(インテリア住宅科)修了
1967〜1983.設計事務所に勤務。各種店舗デザイン・インテリアデザイン・住宅の設計監理に携わる。
1983.一級建築士事務所久坂設計室設立。
1994.一級建築士事務所久坂美津子設計室に改名。「あたたかな住空間デザインコンペティション」リフォームの部で第3回、第4回連続入賞ほか受賞多数。武蔵野市都市計画審議会委員(2006年〜)を務めるなど幅広く活動
受賞コメント

築39年のマンションのスケルトンリフォームです。「リビング・キッチンが生活の中心の家」という今回の募集テーマは、まさに私の考えるコンセプトそのものでした。生活の中心に置くために、「見せない工夫」にこそこだわりました。キッチン前の3枚の格子戸は生活シーンに合わせて全面クローズ、部分クローズといろいろ使い分け出来ます。ガスレンジ前のガラス引戸を引くとキッチンは全く隠れ、夜は大きな行灯スペースになります。このような工夫も評価頂き、大変ありがたく存じます。

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玄関ドア部門 募集テーマ 玄関から始まる新しい家づくり 対象商品 玄関ドア「フォラード」
「中澤邸新築工事」 中澤建築設計事務所 中澤 克秀 講評 応募案の全体的な印象として対象商品である「フォラード」と多様なライフスタイルを融合させたストーリー性のある新しい提案が少なかった中、決して充分とはいえない敷地条件ながら高低差を生かした玄関アプローチをデザイン、家族の住み分け機能として玄関スペースをとらえたプランが評価された。
写真:中澤邸新築工事1 写真:中澤邸新築工事2 写真:中澤邸新築工事3
設計コンセプト
前面道路は傾斜していて敷地とは高低差があるため、道路途中からのアプローチとしました。道路に沿った緩やかな木製階段を上るとパティオに入り、サルスベリの大木が出迎えます。パティオ内の階段を数段上って玄関ポーチへ。道路から玄関までの行程を平面的にも断面的にも楽しめる構成を計画しました。玄関ドアは道路から見ると正面に対していますが、その視線の間にはコンクリート打放しの塀や樹木が存在。ひっそりとたたずんでいるように見えてもパティオに入ればその存在感が増してゆく、そんな訪れる人がワクワクする空間を試みました。
写真:中澤 克秀
中澤建築設計事務所 中澤克秀
1965.静岡県富士市生れ
工学院大学建築学科に進学、フランク・ロイド・ライト研究の南迫研究室に在籍。在学中にアメリカ・ヨーロッパを廻る建築の旅へ。卒業後杉並の戸沢設計事務所に勤務し、個人住宅・集合住宅・茶室等の設計監理に携わる。
1994.中澤建築設計事務所を開設、現在にいたる
受賞コメント

自然と調和した有機的建築が信条で、光や風が感じられる温かみのある空間創りを心がけています。そこで過ごす事で豊かな心が育つような住まいを願い、依頼者の大事な環境と夢を創るという責任を感じながら仕事にあたっています。デザインとは「かゆいところに手が届く」使い勝手のいい家のことであり、「肌にあう」相性のいい家であり、「自然を感じる」気持ちのいい空間(感覚)を追求するものだと思っています。自分の信条を具現化したこの住宅が、今回評価された事を大変光栄に思います。

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玄関ドア部門 募集テーマ 玄関から始まる新しい家づくり 対象商品 玄関ドア「フォラード」
「伊東功二邸新築工事」 相羽建設(株)一級建築士設計事務所 仲田 浩一郎 講評 この提案では、玄関前に植えられた樹木とのコントラストが「フォラード」を一層魅力的に印象づけるデザインとなっている。玄関の外と内部とのつながりを意識し、玄関ホールとしてのヴォリュームや収納なども良く整理されている点が評価された。
写真:伊東功二邸新築工事 写真:伊東功二邸新築工事2 写真:伊東功二邸新築工事3
設計コンセプト
“心地よく、永く住み続けられる家”がもともとの設計コンセプトです。鴨川に面した閑静な住宅街。4人家族の住む33坪、2階建ての家。東に接する道路と鴨川、その向こうには学校があり日中は車や人が行きかう立地です。玄関から出るときはただまっすぐ道へ出ていくのではなく、ワンクッションおいて穏やかに外部と繋がることのできるような動線を計画、「玄関から始まる家づくり」を具現化しました。庭と駐車場も同様に穏やかさを演出できる装置として、表情の優しい板塀を設けました。
写真:仲田 浩一郎
相羽建設(株)一級建築士設計事務所
仲田浩一郎
1991.早稲田大学専門学校建築設計科(現早稲田大学芸術学校)卒
1991.(株)アーバン工房入社(現アーバンライフ建築事務所)
1994.(株)木下工務店入社
1999.相羽建設(株)入社、現在にいたる
受賞コメント

この住宅は通りからの視線をよけるため、ゆっくりと庭を眺めて過ごせるよう中庭形式で建物を計画しました。その中で玄関とはどうあるべきかを考えた結果がこのデザインです。このような賞を頂き大変光栄に思います。これからも実直に“心地よく、永く住み続けられる家”を設計していきたいと思います。

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