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ニュースリリース 2011/02/04
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
店舗ファサードの意匠・施工技術を競う「第22回全国フロント施工例コンテスト」
応募総数923点の中から“ストアフロント日本一”が決定
〜 静岡県浜松市の大規模複合商業施設「浜松サーラ」がグランプリを受賞 〜
  サッシ・住設機器・建材の総合メーカー、トステム株式会社(本社:東京都江東区、 社長:大竹俊夫)では、当社主催の「第22回全国フロント施工例コンテスト」に、全国の設計事務所、建設会社、販売店、加工店などから応募された作品923点の中から、このほど優秀作品全11点を決定し、グランプリには大規模複合商業施設の「浜松サーラ」(静岡県浜松市)が受賞しました。
  審査は、デザイン性、加工・施工技術、建物との調和等をポイントに、第1次から第3次審査まで行い、「グランプリ」の他、「小規模店舗部門」、「大規模店舗・複合施設部門」、「オフィス・住宅・応用作品部門」の各部門で金賞、銀賞、銅賞を決定しました。

  今回グランプリを受賞した大規模複合商業施設の「浜松サーラ」は、故・黒川紀章氏が設計した同物件を再生建築の第一人者である青木茂氏が設計し再生した物件です。外付け耐震ブレースによる補強改修ですが、「ESカーテンウォール」を使ってリボンを巻きつけたようなガラス面が強烈なインパクトを放つ作品です。機能性と社会性を両立し、今後の既存の建築ストックの利活用のありようを提示した点が高い評価を得ました。

  全国フロント施工例コンテストは、当社の店舗用建材を使用した施工例の中から優秀な作品を表彰することを通じ、年々多様化するストアフロント(店舗のファサード部分)の設計・加工・施工技術の向上と、当社製品の普及を図ることを目的として1989年に第1回を開催し、今回で22回目を迎えました。

  トステムは、今後も商品開発や様々な取り組みを通じて、より快適で暮らしやすい街づくりのお手伝いをしてまいります。
グランプリ受賞作品「浜松サーラ」
▲グランプリ受賞作品「浜松サーラ」
<審査委員長 総評>
−再生とエコに向けた質の高いデザインが散見されるなど、時代が転換期であることを印象付ける作品が目立った−

  今年は時代が転換期であることを印象付ける作品が目立った。それらに共通するテーマは『再生とエコ』である。これまでの新築物件に代わり、既存ストックを利活用する物件を評価した。リノベーションやコンバージョンによる建築の更新は近年社会的に急速に認知され、建築業界に普及しているが、その多くは安心安全のための耐震構造補強や利便性のための設備改修が多い。しかし今後は社会性に配慮したゼロエミッションや低炭素社会に向けた環境性能、また人や施設の活動の見える化を促す外装のデザインが重要性を増すであろう。このとき効果的な計画手法が建築のフロントと言っても過言ではない。これまでこうした取り組みは少なかったが、今年はこうしたエントリーが顕著で、再生とエコに向けた質の高いデザインも散見された。今後こうした社会性を重視した傾向が時代の要請と相まって更に普及していくことを期待したい。
<審査の経緯>
  923点の応募作品は、10月初旬に当社各エリアにより370点に絞り込まれ、さらに当社各部門の審査員による第2次審査で90点に厳選されました。最終審査は、空間プロデュースや複合施設のプランニングで著名な柘植 喜治 千葉大学大学院教授と(社)商業施設技術者・団体連合会の永井 朔 理事があたり10月25日に行われました。この審査でグランプリ1点、各部門の金賞・銀賞・銅賞・の計11点の受賞作品を決定いたしました。

「第22回全国フロント施工例コンテスト」募集要領
1.応募資格
トステムのフロント製品をお取り扱いの設計事務所、建設会社、販売店、加工店。

2.応募対象物件
2009年9月から2010年9月末までにトステムのフロント製品を使用して施工し、施主への引き渡しが完了し、写真撮影可能な物件。

3.応募期間
2010年7月12日〜2010年9月30日
4.募集対象部門
「小規模店舗部門」:
ケーキ店、理髪店、クリーニング店、喫茶店、生花店、書店、コンビニエンスストア等
「大規模店舗・複合施設部門」:
デパート、スーパー、パチンコ店、カーディーラー、レストラン等
「オフィス・住宅・応用作品部門」:
エントランスルーム、吹き抜け、サンルーム、美術館、ショールーム、事務所、電話ボックス、クラブハウス、ひさし、屋根等
5.審査
第1次審査: トステムの各エリアにより実施
第2次審査: 第1次審査を通過した作品を対象にトステムの各部門代表者により実施
第3次審査: 第2次審査を通過した作品を対象に審査委員長 柘植 喜治氏(空間プロデューサー、千葉大学大学院教授)、審査副委員長 永井 朔氏((社)商業施設技術者・団体連合会理事)のもとに実施
6.審査委員
審査委員長: 柘植 喜治(つげ きはる)氏・・・空間プロデューサー、千葉大学大学院教授
審査副委員長: 永井 朔(ながい はじめ)氏・・・デザイナー、(社)商施連 副会長
7.審査方法
加工・施工技術、デザイン性・建物全体との調和を中心に総合的に審査。
8.賞及び賞金 (入賞数は変更する場合があります)
・グランプリ 全部門で1点、賞金20万円
・金賞 各部門で1点、賞金10万円
・銀賞 各部門で1点、賞金 5万円
・銅賞 各部門で1点、賞金 3万円
◆“グランプリ”受賞作品
「浜松サーラ」(静岡県浜松市) 大規模複合商業施設
  設計事務所/株式会社 青木茂建築工房
  建設会社/鹿島・神野建設工事共同企業体
  加工店/トヨハシフロント株式会社
  代理店/小池商事株式会社
“グランプリ”受賞作品
<審査員評価ポイント>
故・黒川紀章氏が設計した同物件に外付け耐震ブレースによる補強改修であるが、「ESカーテンウォール」を使ったリボンを巻きつけたようなガラス面が強烈なインパクトを放つ。このデザインは斜めに巡らす「スパイラル・ブレースド・ベルト補強」と名付けられたユニークな耐震補強法によるもので実に力強い。しかもオフィスとしての採光や低層部の開放性も確保している。今後の既存の建築ストックの利活用のありようを提示した点を高く評価した。
◆小規模店舗部門“金賞”受賞作品
「松山BLDG」(沖縄県那覇市) 小型商業施設
  設計事務所/有限会社 一級建築士事務所G.A2設計
  建設会社/株式会社 善太郎組
  販売店/有限会社 日光建創
“小規模店舗部門“金賞”受賞作品
<審査員評価ポイント>
小規模店舗に 断熱に重きを置いた例は少ない。この物件はエコガラスをガラスファサードに使った点を評価したい。京都議定書で示された二酸化炭素削減目標の達成が危ぶまれるなかで、今後小規模店舗や住宅などにその環境性能が厳しく問われる時代がすぐに来る。こうした社会情勢を勘案すればこの設計施工の価値は高いと判断できる。
◆大規模店舗・複合施設部門“金賞”受賞作品
「マザー牧場・まきばゲート」(千葉県富津市) テーマパーク
  設計事務所/遠藤泰人+空間スタジオ
  建設会社/渡辺建設 株式会社
  販売店/広井トーヨー住器 株式会社
  加工店/サンアルミ建材 株式会社
大規模店舗・複合施設部門“金賞”受賞作品

<審査員評価ポイント>

自然公園地域内に立地する大型商業施設という難しい設計条件に対して、低層の木骨ラーメン構造による板張り内外装は、周辺の環境に配慮したデザインとして優れている。高強度木造SE工法による大空間と「TSオートドア」は、子供やファミリーに配慮した設計であり、安全で気持ちの良い観光牧場にふさわしい内外観と共に、今後の商業施設のデザインを考える上で多くの示唆に富んでいる。
大規模店舗・複合施設部門“金賞”受賞作品
◆オフィス・住宅・応用作品部門“金賞”受賞作品
「CROSS STREET」(神奈川県横浜市) イベント施設
  設計事務所/SALHAUS +Y-GSA
  建設会社/小泉木材 株式会社
  販売店/ジャパン建材 株式会社 横浜営業所
  加工店/有限会社 ジェイテック
オフィス・住宅・応用作品部門“金賞”受賞作品
<審査員評価ポイント>
物欲充足を獲得した日本社会において商店街に求められる意味が変わり、そこでの人々の活動やそれを支える空間も変わってきている。かつて横浜で一番の賑わいを見せた伊勢佐木町も、商業用途から文化やコミュニティに貢献する用途への変換が求められている。こうしたニーズに対して強いアイデンティティと地域住民への開放性や透明性を重視するこの物件のデザインは卓越している。現場施工の集成材とフロント材の組み合わせも環境配慮の姿勢が伺える点として評価した。
 
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