株式会社住生活グループ(社長:杉野正博)の事業会社であるトステム株式会社(社長:潮田洋一郎)と株式会社INAX(社長:川本隆一)が共同開発した戸建用システムバスルーム向け「キレイドア」の「片引戸」と「三枚引戸」に搭載する「チャイルドロック」機能が、NPO法人キッズデザイン協議会が主催する第3回『キッズデザイン賞/商品デザイン部門』を受賞しました。
『キッズデザイン賞』は「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「創造性と未来を拓くデザイン」そして、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」に対する顕彰制度で、受賞作品は8月6日(木)〜8月9日(日)までの「キッズデザイン博2009」にて展示されます。
「チャイルドロック」とは、脱衣室側のドアに取り付けるロックを、子どもの手の届きにくい高さに取り付けることによって、大人が見ていない時に誤って浴槽に落ちるような事故を未然に防ぎます。
INAXとしては第1回の「サステナブルスタイル・プロジェクト」、第2回の「INAXライブミュージアム」に引き続き3度目の受賞となり、またトステムではこのたびキッチンの「ママポケット」が同時受賞しました。トステムとINAXはこれからもさまざまなアイデアでお客さまの快適な暮らしを追究していきます。
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「チャイルドロック」開発の背景 |
日本の家庭内における事故は平成4年8月〜平成10年12月の6年5ヶ月の間に28,464件発生しています。その中で0歳〜4歳の子どもが事故を起こしている割合は39%。また1歳〜4歳の子どもが家庭内事故に関連した商品・設備の内訳では、「浴室内」は4位に入っています。 |
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(図1)家庭内事故にあった人の年齢層別内訳
(N=28,464件) |
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(図2)家庭内事故に関連した商品・設備の詳細内訳
(上位7項目、N=8,938件) |
※図1、2とも「国民生活センター家庭内事故に関する調査報告書 平成11年」より |
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キレイドア「チャイルドロック」の特長
〜 脱衣室側からのチャイルドロックで、水難事故を防止 〜
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浴室引き戸 |
チャイルドロック |
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人体モデルでの高さ検証 |
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※今回受賞の対象は「片引戸」
と「三枚引戸」です。 |
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判別のつかない年齢の子どものモデル」※1が背伸びをしても手が届かない高さと、「ロックを掛けたい背が低い人」※2が背伸びなしで手が届く高さを検証した結果、『床面から1350mm以上、1730mm以下の位置』を適正な高さとしてチャイルドロックの高さを設定しました。
※1.就学前の5歳児以下と想定。 ※2.中学1年生の12歳女児と想定。
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「キレイドア」の特長 〜 お掃除カンタンスッキリデザイン 〜 |
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お掃除をしやすくするために、ドアとドア枠の間に空気の通り道を縦向きに作り、ドア下についていた横向きの羽根のガラリをなくしたので、ホコリがたまらず、外観もスッキリしました。更にカビの生えやすい浴室側のパッキンをなくし扉表面にできる段差を小さくすることで、カンタンにお掃除できるようになりました。
子育てで忙しい主婦の家事手間を軽減することができます。
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≪添付資料≫ |
1、「チャイルドロック」機能を搭載したINAX・トステム共同開発商品 |
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2、「キッズデザイン賞」概要 |
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「キッズデザイン賞」とは、子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来を拓くデザイン、そして、子どもたちを産み育てやすいデザインの顕彰制度です。また、2009年8月5日から8月9日までTEPIAプラザ(機械産業記念館)では、「キッズデザイン博2009」が開催され、当該受賞作品が展示されます。 |
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