宙に浮くリチャード・ノイトラを彷彿とさせるデザインを大規模建築に応用したこの作品はデザインの新しさを感じさせる。こうした作品が台頭するのは過去の歴史を再評価する時代なのかもしれない。建築の開口部をつくるという視点で見るとこうしたミッドセンチュリーリバイバルとも言えるデザインはフロントのデザインとして興味深い。この作品はそうした可能性を再発見させる作品として評価した。