特集 インプラスTVCM クリエーティブディレクター 岡 康道さん インタビュー

── 早速ですが、今回、インプラスのTVCM制作をしてみての感想をお願いします。

岡さん(以下敬称略):
実は、トステムのような、住宅建材という、暮らしに関わる商品のTVCMを作るのは、初めてでした。正直、CMの話がくるまで、「窓」というものについて、じっくり考えたことは無かったような気がします。窓の存在自体について改めて考えてみて、自分の中に、新鮮な"気づき"と"驚き"が沢山ありました。

── 岡さんは鉄道会社や飲料メーカー等でも様々な商品でヒットCMを手がけてこられましたが、
今回「インプラス」という商品については、どんな印象をもちましたか?

岡:CMの話を頂く中で、明確に特徴や性能を打ち出せる商品は、そう多くありません。
そんな中で、「インプラス」はそこが、非常に具体的な商品で、「寒い」とか「うるさい」とか、生活のなかの悩みをキチンと解決できる、ユーザーにもメリットのある答えをもった商品だと思います。そういう事もあり、いつもと違ったアイディアも次々と沢山沸いてきたので、クリエイティブ中も充実していました。

── 今回のCMの見所は?

岡:インプラスが解決できる課題について、大人の鑑賞にたえるような面白さで表現できたと思います。ただ単に、明るく楽しくにぎやかなCMが多い中、ターゲットとなる、大人な世代には、大人のせつなさとか、哀愁とかそういった感情を含めたメッセージで伝えたかった。インプラスの特長が非常にわかりやすかったので、CMのメッセージも明解になったと思います。

── 堤真一さんの印象はいかがでしたか?

岡:実は、以前から面識はあったのですが(※注1)
非常にまじめで、そして面白い俳優さんです。身のこなしや姿勢なんかをみると、とっても運動能力の高い方だな、って感じがしますね。CMと役者さんとのフィーリングはとても大切なので、そういった意味でも、作り手側からも非常にやりやすい俳優さんで今回のCMとは最高の相性だったと思います。

── このメールマガジンは全国のビルダー様・販売店様も多くご覧になっていますが、岡さんが同じ立場であればインプラスをどのようにユーザーに売り込みますか!?

岡:広告で発信できるメッセージとはまた違って、プロフェッショナルならではの具体的な話をお施主さんに話すのがいいと思います。実際にインプラスをつけた事例についてとか、実際の効果についてプロが語るほど、強い説得力はないと思うので。なので、私であればまず、自宅や親戚の家に取り付けて、その写真を持って営業しますね。『ウチにもつけてるんですよ、本当に静かになりました!お宅でもいかがですか』ってね。(笑)

── 岡さん自身は、家や窓について、どう思っていますか?

岡:やっぱり、家から見える外の風景や、視界の広がりは大切ですね。例えば、窓から見える木々の緑とか、そういう環境がないと。あとは、ぼくの場合は背が高いので、生活しやすい高さっていうのが難しい。日本の標準的なサイズでは合わないことも多いです。

── ぜひ、岡さんもインプラスいかがですか?

岡:今のマンションは本当にまわりがオフィスで静かで、複層ガラスなので結露もないです。
でも、この前友人に話したら、『そんな商品があるの?是非欲しい!』って言ってました。
やはり内窓ってジャンルは知られてないんですね。
仕事の付き合いだけでも結構売れますよ、コレ(笑)

ありがとうございました、是非次の企画でお会いできるのを楽しみにしています。

※注1 2002年にフジテレビで放送されたドラマ「恋のチカラ」は岡さんの立ち上げた日本初のクリエイティブエージェンシーTUGBOATをモデルに繰り広げられるドラマで、この際に堤さんが演じた役どころは岡さんがモデルとなったと言われており実際に、堤さんと共演の深津さんがTUGBOATを1日見学されています。

インタビュー:トステム広報宣伝部

<プロフィール>

岡 康道(Yasumichi Oka)

1956年佐賀県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、電通に入社。営業局を経て、クリエーティブ局へ異動。1999年7月、クリエイティブエージェンシー「TUGBOAT(タグボート)」を設立。
現在、クリエーティブディレクター、CMプランナー、コピーライターとして、タグボートの“舵”をとる。
手掛ける企業ブランドキャンペーンは、資生堂、大和ハウス、富士通、富士フイルムなど多岐にわたる。
著書に、『ブランド』、『ブランドⅡ』、『CM』(共著、宣伝会議)などがある。